
去る8月27日、富山市本丸亭にて林義牧派遠州流茶道・竹茂館の【新涼の茶会】が催されました。
前日まで雨予報の中、当日の天気は快晴。
佐藤美術館の係の方が「お家元がお茶会をされる時は必ず晴れますね」と朗らかに出迎えてくださいました。

夏らしい陽射しで新涼茶会に相応しく、お客様もお喜びだったと思います。
細川流盆石と林義牧派遠州流は表裏一体の関係です。遠州流流祖、小堀遠州公は「灰型は盆石の技法にてつくる」とも書き記されており、林義牧派遠州流には古来より37種の灰型が変わらずに伝えられており、当日も他流のお客様が灰型を大変ご馳走に思われまた席中の話題となりました。
さて、床の間に飾られた盆石ですが
【亀山(瀧)】と呼ばれる景です。
見た目にも涼しげで盛夏の時期に相応しいですね。
大変複雑な景に見えますが、家元は大体30分もかからず打たれます。
いつ戦に出向くか分からない武士の精神を宿した細川流盆石ならではの早業です。
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